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2022.05.13

Webブラウザのご紹介とついに終了!Internet Explorer 11サポート終了について

 今回はWebブラウザのご紹介とInternet Explorer 11のサポート終了についてお話します。

Webブラウザとは

ブラウザとは、ホームページ(WEBサイト)をパソコンやスマートフォンなどで閲覧するために使うソフトウェアのことを指します。

Webブラウザの種類

Webブラウザには様々な種類があります。

主なWebブラウザ

  • Google Chrome
  • Internet Explorer
  • Microsoft Edge
  • Mozilla Firefox
  • Safari

利用されるWebサイトやサービスによっては「推奨ブラウザ」と呼ばれるWebサイトやサービスに適した利用環境として推奨しているWebブラウザがあるため、注意が必要です。

※推奨ブラウザを使用していない場合は、表示崩れや動作不良が起こる可能性があります。

主なWebブラウザの利用率

Webブラウザのシェア情報を可視化することができるstatcounter.comというサービスを使って
2019年5月~2022年5月、場所を日本、デスクトップWebブラウザのみに設定してWebブラウザのシェア情報を確認してみました。

圧倒的なシェア率のGoogle Chromeに次いでMicrosof Edge、IE11の利用率が高いことがわかります。

ソース:StatCounter Global Stats - Browser Market Share

しかし、今回ご紹介したWebブラウザのうちの1つの「Internet Explorer11」が
2022年6月にサポートが終了することが決まっています。

Internet Explorer(IE)とは

Internet Explorerとは、Microsoft社が開発・提供をしているWebブラウザのことを指します。

WindowsのパソコンにWindowsの標準ブラウザとして設定されていることもあり、ご存じの方も多いのではないでしょうか。
1994年の開発・リリース以降Windowsの標準のWebブラウザとして多くの人に利用・支持されているブラウザの1つです。

しかし、近年はMicrosoft社による開発・サポートが徐々に縮小・終了されており、2021年5月19日にはInternet Explorer11(IE 11)のサポートについても2022年6月に終了することが発表されました。

IE11のサポート終了の時期はいつ?

IEのサポート終了は2022年6月15日となっています。

サポート終了のスケジュールとしては下記となります。
現時点でサポート終了まで残り約1ヶ月となっています。

日程
2021年5月19日 IEサポート終了の日程の発表
2021年6月15日
※日本時間では6月16日
IEサポート終了
2029年(詳細未定) Microsoft EdgeのIEモードサポート終了

サポート終了後何が変わる?使い続けることはできる?

IEのサポートが終了すると何が変わるのでしょうか。

サポート終了後の動き

サポート終了後にIEを起動しようとするとMicrosoft Edgeが自動的に起動されるようになります。
そのため、後継ブラウザとなるMicrosoft EdgeのIEモードにてIEを使用すること自体は可能となります。
IEモードについては下記をご確認ください。

※IEモードの使用ができない設定になっているものや利用するコンテンツやサービスによっては閲覧・使用できない場合があります。
※IEでのみ動作するシステムは不具合が発生する可能性があります。

しかし、サポートが終了したブラウザを使用し続けることで影響やリスクが生じる可能性があります。

IEのサポート終了に伴う影響やリスク

  • セキュリティの脆弱性
    まず第一に問題になる点がセキュリティ面です。
    サポート期間が終了すると脆弱性の問題を修正するアップデートやパッチの配布が行われなくなるため、脆弱性が放置されることになります。
    そのため、セキュリティに問題が生じる可能性があります。
  • 閲覧できないサイトや利用できないサービスがでてくる
    サポート終了に伴い利用できなくなるサイトやサービスが増加していくと考えられます。
    現時点でもYouTubeやAmazonやTwitterは利用・閲覧できない状態となっているため
    サポート終了までに他ブラウザへ移行することが望ましいとされています。
  • 表示崩れや動作不良
      サポート終了後はレイアウトの表示崩れや動作不良が起こる可能性が高くなります。

Microsoft EdgeのIEモードとは

Microsoft EdgeとはInternet Explorer11の後継ブラウザとして開発されたWebブラウザです。
Microsoft Edgeに実装されているInternet Explorer11の互換性を実現した機能のことを「IEモード」といいます。


【IE11を起動するとMicrosoft Edgeへ移行することを促す画像が表示されるようになります】

互換性があるためIEモードを使用することで今までと同じように利用は可能となりますが、IEモードにもサポート期間が既に設けられています。
IEモードのサポート終了期限は2029年と発表されており、7年間の猶予があるように感じますが利用できないサイトの増加、
サービスのサポートを終了するコンテンツも増加することが予想されます。

サポート終了までになにをしておくべき?

IE以外のブラウザへの移行、またはMicrosoft Edgeへ移行しブラウザの仕様に慣れておく必要があります。
また、IEのみでしか動作しないシステムがある場合はサポート終了までにシステムの切替えが必要になるかと思います。

サポート終了までの準備

  1. Microsoft Edgeへの移行
    IEからMicrosoft Edgeへの移行方法についてはこちらをご確認ください。
    Microsoftサポートより 『Internet Explorer から Microsoft Edge への切り替えを行います
  2. Microsoft EdgeのIEモードでサイト・システムの動作確認
  3. 表示崩れや不具合が起きている場合は他ブラウザで動作するようにシステムの改修

オープンソースCMSのIE11の対応について

ほとんどのオープンソースCMSでは既にIE11のサポートは終了または推奨ブラウザ外となっています。

WordPress 2021年7月サポート終了
Wix 推奨ブラウザ外
Jimdo 推奨ブラウザ外

A-TOOLの動作環境

A-TOOLの動作環境は下記の通りとなります。

OS

Windows 8・10 / Mac OS X(最新バージョン)

ブラウザ

Windows:Firefox / Chrome

Mac OS:Chrome

※マイクロソフト社のWindows 7 サポート終了に伴い、当該OSでの弊社サービス利用に関する動作保証を終了させていただきました。

※Internet Explorer、Edgeでの動作保証を行う予定はございません。

今回は主なWebブラウザと2022年6月15日にサポート終了が迫っているInternet Explorerのサポート終了後についてご紹介しました。

サポートが終了したブラウザを使い続けることは大変なリスクとなりますので、
IEを利用されている方はこの機会にサイトやサービスの推奨ブラウザをご確認の上、他のブラウザへ移行されることをお勧めいたします。