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2022.08.24

『404 not found(404エラー)とカスタム404エラーページの必要性・作成方法について』

今回は404 not found(404エラー)とカスタム404エラーページの必要性、A-TOOLで作成するカスタム404エラーページの作成方法についてご紹介します。

404 not found(404エラー)とは

皆さんもWebサイト閲覧時に「404 not found」「お探しのページは見つかりませんでした」などが記載されたページを一度は目にしたことがあるかと思います。

「404 not found」が表示されるページは通称『404エラーページ』などと呼ばれ、ページに表示される「404 not found」とは、存在しないページにWebサイト訪問者がアクセスしたときにWebサーバーからのレスポンス結果を表すHTTPステータスコードのことを指します。

404 not found(404エラー)が表示される主な原因

  • ページのURLが間違っている
    URLを手入力する場合などに起こるスペルミスで正しいページにアクセスできず404 not found(404エラー)が起こります
  • ページ自体が削除されている・ページのリンク切れ
    削除されたページのリンクにアクセスした場合にも404 not found(404エラー)が起こります
    また、内部サイトのリンク切れだけでなく、外部サイトのリンクをはっている場合は知らないうちにページが削除されアクセスできないことがあります
  • 古いURLから新しいURLへ正しくリダイレクトができていない
    サイトのリニューアルやドメイン移行をした際にリダイレクトの設定を正しく行っていない場合も404 not found(404エラー)が起こります
      ★旧URLから新URLへリダイレクト設定をする際は301リダイレクト設定を行う必要があります

404 not found(404エラー)はSEOに影響する?

404 not found(404エラー)の存在は、インターネットにとって正常な動作のためサイトの評価に悪影響を及ばすことはないといわれています。

404 not found(404エラー)についてGoogleは以下のように言及しています。Google 検索セントラル ブログより

ウェブマスター ツールのクロール エラー ページに表示される 404 (Not found)は、Google 検索での掲載順位に影響しますか?

サイトの一部の URL が既に存在しない、または 404 を返していた場合も、サイトの他の URL ( 200(Successful) を返すもの)の検索結果内での掲載順位には影響しません。404 レスポンス コードは、インターネットにとっては正常な動作です。インターネットは常に変化しており、新しいコンテンツが作られ、古いコンテンツはなくなっていきます。コンテンツがなくなったとき、404 HTTP レスポンス コードを返すことが通常の動作です。

では、ウェブサイトにとって 404 はまったく影響のないものなのですか?

サイトの一部の URL が 404 を返しているということ自体が、サイト運営者の評価や Google 検索の結果に影響することはありません。

ただし、一部の 404 に対しては対処が必要かもしれません。
たとえば、404 を返しているページがサイトにとって重要なページである場合は、なぜクロール時に 404 が出ているのか調査するほうがよいでしょう。

404 not found(404エラー)の確認方法
カスタム404エラーページの必要性

404 not found(404エラー)が表示されること自体は正常な動作なため、存在していても問題はありません。

しかし、404 not found(404エラー)が表示されることにより、せっかくWebサイトに訪問してくれたユーザーは閲覧したかったページを閲覧できず、そのままサイトを離脱してしまう可能性があります。

そのため、サイト内のリンク切れなど404 not found(404エラー)へのアクセスに繋がらないように工夫し、対応する必要があります。

404 not found(404エラー)の対応方法

内部リンク:Google SearchConsoleでエラーを確認・修正
内部リンクのリンク切れやリダイレクト設定エラーはGoogle SearchConsoleで確認することができます

外部リンク:カスタム404エラーページを作成しユーザービリティを考慮したページを作成
外部サイトのリンク切れやその他の理由で404 not found(404エラー)が表示された場合でもユーザービリティに考慮したページを作成することで、ユーザーの離脱を防ぐことができます

Google SearchConsoleでエラーを確認・修正

1.Google SearchConsoleにログインします

2.画面左メニューの「インデックス」から「カバレッジ」をクリックします

3.送信されたURLが見つかりませんでした(404)を確認してください

詳細に「送信されたURLが見つかりませんでした(404)」があればGoogle SearchConsoleに登録したサイトで404 not found(404エラー)が検出されているまたは過去に検出されたことがあるということになります

※404 not found(404エラー)がある場合、ページ列にページ数が表示され、「送信されたURLが見つかりませんでした(404)」をクリックすることで詳細ページを確認することができます

★検証リクエストのステータス

検証リクエストのステータスについてGoogleは下記のように記載しています SearchConsoleヘルプ検証の詳細より

ステータス
開始前 この問題に対するこれまでの検証リクエストに
含まれていたことのないインスタンスが存在します。
開始 検証が開始されました。
この問題の未修正のインスタンスは今のところ見つかっていません。
修正を確認しました 検証が開始されました。
これまでにチェックした問題インスタンスはすべて修正されています。
合格 この問題の既知のインスタンスはすべて修正されています
(または、該当する URL にアクセスできなくなっています)。
該当なし 検証をリクエストしていませんが、すべての URL で問題が
修正されていることが Google により検出されました。
不合格 [検証] がクリックされましたが、一部のページにまだこの問題が存在します。

★リダイレクトエラーがある場合は下記のように表示されます★

ユーザービリティを考慮したカスタム404エラーページを作成する

カスタム404エラーページを作成するメリット

オリジナルのエラーページを作ることで下記のようなメリットがあります。

  • 404 not found(404エラー)ということを
    わかりやすく伝えることができる
  • 離脱を防ぎ、コンバージョンに繋がるページへ誘導することができる
  • オリジナリティをだすことができる

カスタム404エラーページに表示すると良いとされている内容

  • 訪問したページが404 not found(404エラー)などの何らかのエラーによって表示されないことを表記する
  • サイトマップやサイトトップへ遷移するリンク
  • サイト内を検索するためのサイト内検索窓
  • お問い合わせページへのリンク

参考になるカスタム404エラーページのご紹介

各ページへの誘導テキストやサイトマップの設置、サイト内検索窓などが設置されています。

サクラクレパス 【https://www.craypas.co.jp/404

A-TOOLで作成するカスタム404エラーページ

A-TOOLではカスタム404エラーページを簡単に作成することができます!

カスタム404エラーページの作成方法

1.コントロールパネルの[作成]>  [コンテンツ管理] > [ページリスト]をクリックし、“ページリストダイアログ”を表示します

2.[追加]ボタンをクリックして、新規コンテンツを追加します
404エラーページのコンテンツのタイトル(例:お探しのページが見つかりません。)を入力し、
コンテンツの種類から「フリーページ」を選択し、URLに「404」と小文字の半角数字で入力します。

3.[保存]ボタンをクリックし、404エラーページを登録します

4.再度“ページリストダイアログ”を表示させ、一覧の中から先ほど追加した404エラーページのタイトル右上にある[別ウィンドウでこのURLを見る]アイコンをクリックして、404エラーページを表示させます

5.フリーページと同様にダイレクト編集やコンテンツパーツができるので、カスタム404エラーページの内容を編集します

6.カスタム404エラーページの編集後、[サイト公開]ボタンをクリックし編集画面からログアウトします
ログアウト後、サイトのアドレスの後ろに何か適当な文字を入力して404エラーページを表示させます。

7.作成したカスタム404エラーページが表示されれば完成です

まとめ

今回は404 not found(404エラー)とカスタム404エラーページの必要性、A-TOOLで作成するカスタム404エラーページの作成方法についてご紹介しました!

404 not found(404エラー)が存在することは問題ありませんが、ユーザービリティ向上のためにリンク切れを起こしているページの確認や修正、カスタム404エラーページを作成することをおすすめします。

ポイントを押さえたカスタム404エラーページを作成することは、ユーザービリティの向上だけでなく、
離脱率の低下や滞在時間を延ばす効果があるとされているので是非、この機会にカスタム404エラーページを作成してみてはいかがでしょうか。